ストレングス・ファインダーをやってみた。『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』

ストレングス・ファインダー面白い! 弱さを克服するのではなく、強みを活かしていくためのツール。 「あれ、他の人ってこうじゃなかったんだ」って、自分を改めて知ることができました。

『さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう』について

ストレングス・ファインダーとは

テストを受けることで自分の持っている資質の順番を調べるツールです。 200万人以上のデータから人間の資質を34種類にわけ、 テストによってその人の資質をランキングしていくというもの。

上位5位までの資質は2000円程度。 34位までの資質は引き続き知りたい場合は、さらに50ドル程度かかります。

上位5位までの資質、つまり自分の強みを知ることで 就職や転職の自己分析や、今後の仕事の仕方など、 理想や目標に向けてどういったアプローチをしていくかの指針になります。

成功するためには弱点を克服するという考え方が通例です。 しかし、ストレングス・ファインダーは自身の強みを知り、 強みをより強化してくことで成功、より良い人生を送ろう、というものです。

ストレングス・ファインダーの受け方

受け方は3種類あります。 まず、一般的なのは本を購入すること。

オンライン上でクレジット決済をすることもできます。 CliftonStrengths | Gallup

140問ほどの質問に答えていきます。 だいたい30分程度時間がかかります。

私の結果

私の上位5位までの強みの結果です。 「まんま私!」という結果がでました。 どうやら自己分析は正しかったみたい。

総合的に「独自性のあるアイディアを考える」のが強みなようです。

1. 共感性

自分を他人の状況に置き換えて考えることにより、他人の感情を察することができます。

共感性は人一番強いとは思っていました。 ただ、「情に流されやすい」ので弱みのように感じていました。

共感した上で哀れに思ってしまうと「同情」になるそうです。 「情に流されやすい」というのは哀れに思ってしまっているからなんですね。

2. 内省

内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。

すごい好き。 ずっと自分の頭の中でぐるぐる考えるのが好きです。 世間話や雑談が苦手なのは、この強みを持っているからでした。

3. 学習欲

学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。特に結果よりも学習すること自体に意義を見出します。

常に知識やデータに飢えています。 それを埋めるべく、常に何かを学習したいと感じています。 学習した成果を何かに活かすとか活かさないではなくて、 ただ学習したいという欲求だけ。

「こんなこと意味ないじゃん!」って、学習をセーブしたことがありました。 ただ、そのときはもう心がカラカラで、 人生に意味なんてないとすら思っていました。

学習したい、という欲求に素直でよかったんですね。 ただ、今後はもっとアウトプットをちゃんとしていこうと思います。

4. 着想

全く異なる現象に見えるものの間に、関連性を見出すことができます。

何かを組み合わせて新しい使い方を考えるのが好きです。 いろんな角度からあらゆることを考えています。

「着想」を活かすためには「本を読みましょう」とのことですが、 「学習欲」がそれを助けてくれているので、多分いい感じで研がれていると思います。

後から参加したプロジェクトに面白みを感じないのは、 自分の「着想」を発揮する機会がないから。 そして、「このプロジェクトだめじゃね?」って根本からひっくりがえすようなことを 考えてしまいがちです。

ちょっと(?)毒舌な傾向があるのはこの資質からでしょうか。

5. 親密性

他人との緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。

親密性はすでに知っている人とより深く付き合おうとする資質のようです。 要は、究極の人見知り。 でも人は好きだから、知っている人なら結構ウェルカム。

仕事がしやすい環境は、友人関係のような、互いに助け合えるような環境だそうです。 逆にフォーマルな場は資質を損なう環境らしい。

今の職場の居心地が悪いのはこういう資質が発揮できないからかもしれない。 腑に落ちる部分がありました。

ということは、自分が働きやすいのは、 私を知人のように、仲間として扱ってくれる職場。 おそらく一年以内に転職をするので、そのときはその点を意識して探してみます。

自分の傾向がわかった

それぞれの資質は 「実行力」 「影響力」 「人間関係調整力」 「戦略的思考力」 の4つに分類できるのですが、私の上位の資質は「人間関係調整力」と「戦略的思考力」に偏っています。

つまり、考えるだけ考えた結果を実行することもなく、誰かに影響を与えるわけでもなく。 なんてこった。

私はみんなをグイグイ引っ張っていくタイプのリーダーではなく、 チームの個人を観察し、よりより方に導くタイプのリーダーに向いているようです。

確かに調べることも勉強することも大好きだけれど、それを何かに活かそうとすると 途端に億劫になる。 ただ、誰かが困ってたり必要だと感じたら力になりたいと思っている。

どうも自分軸ではなく他人軸で行動することが、 私がもっとも成果をあげられる、評価される生き方のようです。 自分でもしっくりとくる。

たまにはツールを使って自分を見つめる

自分について迷ったり自信がなかったりすることがよくあります。 それについて過去の経験や一般的な傾向を元に自己分析をしたりします。 ただ、それはどうしても「自分はこうだ」というバイアスがかかったものになりやすい。

たまには統計というツールを使って、客観的な視点で自分を見つめることも大切だな、と。 その結果、「やっぱり」なのか「そうだったのか!」なのか人によって異なるとは思いますが。

ストレングス・ファインダー。 これからの自分の活かし方、行動についての指針にしていきます。 慣れてきたら課金して34の資質を全部見てみたいな。