「女性の幸せの見つけ方 運命が開く7つの扉」ライフワークという幻想。

先日33歳になりました。
周りは結婚だ、出産だと家庭を持つ中、お一人様です。
自分の人生の基準をどこに持てばいいかわからず、絶賛悩んでおります。

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「女性の幸せの見つけ方 運命が開く7つの扉」

悩みに悩んで本田健氏の本を読みました。
結論、どうしていいのかわかりませんでした。

ライフワークってなんだろう。

本作には女性が幸せになるためには「パートナーシップ」、「教育と才能」、など7つの要素が必要ですよ、なんて言っているのですが、そのうちのひとつ、「仕事とライフワーク」が小骨みたいにひっかかっているのです。
ライフワークってなんだろう。

これは私の仕事じゃない

例えばブラック企業で長時間無休無給で働いている人がいるとする。
なぜ逃げ出さないのかと。
「いやー、おれんところブラックでさー」
いや、なぜ逃げ出さないのか、と。
よく奴隷の鎖自慢と評されるけれど、まさしくその通り。

気持ちはわかる。
何か仕事を選ばなければいけない中、より良い条件を求めた結果。
就職活動という激戦を乗り越えて必死に手に入れた椅子、というか奴隷の鎖を手放せないのはわかる。
つらいよね、個性を潰して虐げられて、叩き潰されて、蹴落とした弱肉強食レース。
(というか、それは受験戦争前から決められているレールなのだけれども)

おそらく、仕事に疑問を持たずに働ける、一種の才能を持った人たちなんだと思う。
本当にその才能が欲しい。
ただ、私みたいに「これでいいの?」って考えちゃったりすると、一気にレールから外れる。
だってこれ、ライフワークじゃないよ、なんて幻想を持っているから。

ライフワークという幻想

どうやら、ライフワークというものは知らずと始まっているらしい。
一目惚れのような衝撃があったり、気が付いたらこれだったと決まっているものらしい。

なにその恋愛みたいなやつ。
私はどうしようもなくロマンチストで夢見がちらしいけど、そういうものを求めている。
激しい恋のような、寝食を忘れるような、そういう仕事を求めている。
ライフワークとはそういうものなんだと、勝手に思っている。

でも、どうやって出会うの?

今の仕事を積み上げていった結果、ライフワークへと変化していくのだろうか。
おそらく違う。
転職をすればライフワークに出会えるのだろうか。
おそらく違う。
起業をすれば?
おそらく違う。

残念ながら、就職活動というレールから外れたくせに、普通の人ぶっている私にはライフワークと出会うことが難しいらしい。
大学も、会社名もネームバリューがなにもない。
何かをしたくても、チャレンジをしたくても、年齢や性別やライフステージが私の足を引っ張る。

多分全ては言い訳

薄々気づいているのは、私は言い訳をし続けて、ライフワークを逃して、なにものにもなれずに人生を消費していくのだろうということ。
しかし、それではダメだ、と心が言っているのも事実。

挑戦というリスクを背負わずになにもしない。
身を焦がす恋などできるわけがない。

それでもライフワークに出会いたい

それでも、私はライフワークに出会いたい。
そのためにはどうすればいいんだろうか。
いつまでだったら、なにをすれば。

残念ながら、そこまでの答えを本田健氏は用意をしてくださいませんでした。