『マネジメント-基本と原則-』人を大事にするということ

1.運命

私がこの本を手にとったのが2015年11月11日。

ドラッカーは2005年11月11日に他界した。

運命じゃね?(気のせい)

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目次

1.運命

 目次

2.普遍的な概念

3.人という財産

4.企業の努力

5.自分

2.普遍的な概念

業務の都合で、「管理者・マネージャとは」と調べていました。

その中で、やっぱりどこでも出会ってしまうのがドラッカーの『マネジメント』。

もしドラ』あたりで話題になっていた時に手を出せばよかったんですが、タイミングを逃してしまいました。

正直、もっと早く読んでいればよかったと反省。

話題の本は一通り読まないとあとで後悔することが多いです。

アドラーしかり、カーネギーしかり。

どの良書にも言えることですが、普遍的な概念がわかりやすく述べられているということ。

3.人という財産

企業にとって、人は財産。

これは事実。

ブラック企業だって、それは同じ。

人という財産を無茶苦茶な理論で使っているだけ。

財産は大切にしなければ。

「従業員を大切に」

という題目を上げている企業はものすごい多いと思う。

特に日本の「正社員主義」の中では人(というか正社員)をものすごく大事にしている。

…ように見せかけている。

なんとなく、従業員を「大事にする」企業は少ない気がする。

「大事にする」ってなんだろうね。

難しい話だけど。

ダイヤモンド・オンラインに、外食企業の社員待遇満足度についてのアンケート結果がありました。

スタバVSマック

http://diamond.jp/articles/-/75817

なるほど、社員の満足度から「大事にする」を考えることも出来ますね。

アンケート元、Vorkersの指標は8種

 ①待遇面の満足度

 ②社員の士気

 ③風通しの良さ

 ④社員の相互尊重

 ⑤20代成長環境

 ⑥人材の長期育成

 ⑦法令遵守意識

 ⑧人事評価の適正感

うちの会社はどうかなぁ。

⑤と⑧はものすごく不満。

4.企業の努力

「大事にする」ために、8種を改善させればOKかというと、多分そうでもない。

というか、8種全てを改善させるのは難しいでしょう。

よほどの大企業か、または10名程度の企業であれば可能かもしれない。

でも、中小企業となると、色んな考えが錯綜する中で、人間の入れ替え等もある。

8種を保ち続けることはきっと難しい。

唯一の手段としては「経営者の正しい信念」ではないかと思う。

そこにブレがなければ、従業員はそれに向かって動くことができるはず。

著名な経営者は正しい信念を持って企業を動かしていた。

5.自分

私は、人を大事ににできているだろうか。

と、最後はいつも自分に置き換えてしまう。

自分の信念は正しいのかと考えてしまう。

正しくはないかもしれないけれど、信念は持ち続けたい。

揉まれて踏まれて、そのうち正しくなることを願う。