UAはたぶん私の神様。1年ぶりの日比谷野外音楽堂
歌手のUAが好きです。
私は高校時代を日本海側のど田舎で過ごした。
娯楽なんてそうない中、遊ぶと言ったらカラオケだった。
その歌を知ったきっかけは覚えていない。
ただ、ちょっと大人びた歌を歌って、友達にすごいって思って欲しかった。
UAの「情熱」
結局うまく歌えなかったけど、歌ったことで「私はこの人が好きだ」ということに気付いた。
一軒しかないレンタルCD屋さんでUAのアルバムを借りて、インターネットで過去の楽曲を調べて、すべての曲を知ろうとした。
東京に来て嬉しかったことは、「UAのライブに行ける」こと。
2017年8月6日日比谷野外音楽堂。
毎年のように行われるUAのワンマンライブ。
夕方の空気とうるさい蝉時雨。
蛍光ピンクと蛍光グリーンの変な衣装。
変なダンス。
変なトーク。
圧倒的な歌声。
歌。
歌。
受け取る情報が多すぎて、よくわからない感動をしてしまって、大泣きをしていた。
多分声は出してないから、隣の人には気づかれなかったと思う。
UAは多分私の神様だと思っている。
大きな樹。
最近はカナダに住んでいて、種を植えているという。
種が発芽する瞬間が嬉しいのだそう。
あぁ、私はUAの種から発芽したんだろう。
大げさかもしれないけど、そう思った。
決して他の人には理解されないであろう、それぞれの感情や感覚をわかってるような、わかってないような。
そんな圧倒的な存在。
言い過ぎかもしれないけど。
昔の曲をたくさん歌ってくれて嬉しかったな。
あの時のことをたくさん思い出しては、やっぱり泣いてしまった。
人は手放すことで何かを得るんだと思う。